• 2017/03/30

コクリ!プロジェクトとは何か?

コクリ!プロジェクトとはどのような活動なのか、コクリ!プロジェクトにはどのような特徴や強みがあるのかをごく簡単に説明します。

コクリ!プロジェクトとはコ・クリエーションプロセスを使った地域・社会システム変容の研究コミュニティ

第2回コクリ!キャンプ

一言でいえば、コクリ!プロジェクトは「地域・社会システム変容の研究コミュニティ」です。私たちは、コ・クリエーション(共創)プロセスを使って、地域や社会に大転換を起こそうとしています。予想だにしない未来を今ここから創り、100年後に「歴史が変わった」と言われるような社会実験を次々に立ち上げて、長期的・全体的に地域・社会システム変容を起こそうとしているのです。コクリ!プロジェクトの取り組みはすべて、地域や社会を大きく変えていくための一歩です。

多様な仲間たちの種火をおこすプラットフォームづくりに力を入れている

第2回コクリ!キャンプ

具体的に、コクリ!プロジェクトは今、大きく2つのことに力を入れています。1つは、多様な仲間たちの種火をおこすプラットフォームづくりです。コクリ!プロジェクトには、地方自治体・地域リーダー・観光・農林水産業・官公庁・NPO・企業・大学・ファシリテーター・専門家・メディア・IT・金融など約200人のさまざまなステークホルダーが参加しています。彼らが普段の肩書きを外し、一人の人として、未来のために皆で対話する場を用意するのが、コクリ!プロジェクトの大きな役割の1つです。「コクリ!キャンプ」「コクリ!プチキャンプ」といった場が、これに当たります。

コクリ!プロジェクトでは、仲間たち一人ひとりの「想い」を大切にしています。コクリ!キャンプなどの場を通して、その想いが社会や地域を変えたいという「種火」となり、その種火からさまざまな社会実験、社会変容活動が立ち上がっていくことを支援しています。さらに、誰かが社会実験を始めたいと思ったとき、そのための「実証フィールド=地域」が多数あるのは、コクリ!プロジェクトの大きな強みです。実際、地域リーダーや地方自治体の仲間たちが、自らの地域を実証フィールドとして活用し、他の仲間たちと一緒になって、いくつもの社会実験を進めています。ともに試す仲間がいて、ともに試す場がある。これがコクリ!プロジェクトの価値の源泉です。

地域・社会はどうしたら変わるのか。その徹底的な研究と長期的な実践を進めている

もう1つ、コクリ!プロジェクトが現在、強力に推進しているのが、「長期的な共創プロジェクト」です。コクリ!プロジェクトの中心にある「コアチーム」が、そのときどきに必要な仲間を集め、半年~1年程度のプロジェクトをデザインして、大きな社会変容を起こしていく試みです。

コクリ!2.0

多様なメンバーが単発で集まるイベントやネットワークは、日本のさまざまなところで増えてきています。しかし、多様なメンバーが継続的に腰を据えて語り合ったり、ともに地域・社会の現場を見に行ったり、社会実験を起こしたりする長期的な共創プロジェクトは、まだ日本ではほとんど見られません。私たちは、それに取り組み始めたのです。このプロジェクトを進めるにあたって大きな強みとなっているのが、多様な仲間が集まるプラットフォームです。必要に応じて、さまざまなメンバーに参加してもらったり、協力してもらったりすることで、研究と実践の両方を総合的に進めていきます。

コクリ!2.0

また、この共創プロジェクトを進めるにあたって、並行して「コ・クリエーション研究」や「海外団体との連携」を行っています。なぜなら、私たちが歩んでいるのは、先人の少ない「新しい道」で、その道の進み方を、世界中のさまざまな研究者や実践者、先駆者たちから学ぶ必要があるからです。その学びは、これからこのサイトで積極的に発信していきます。

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